Disposable Destruction
大した戦闘力だった。

彼我戦力差は圧倒的だというのに、それを覆して私兵部隊を押していくDisposable。

業界でも最強と噂される傭兵チームというのも頷ける。

まさに少数精鋭。

特にバニング・ロスとジェイソン・マーティンの戦闘力は突出している。

ヒューに聞いた所だと、グリーンベレーとSAS出身らしいが。

やはり第四次大戦を生き延びてきたような兵士は、猛者揃いだ。

アランは荷台から降ろした重火器を構えながら、敵の優秀さに素直に感服していた。

正規軍でもない一介の傭兵チームに、あそこまでの兵士がいるとは。

「優秀さでは」

アランはトリガーに指をかける。

「俺も劣っていないがな」

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