Disposable Destruction
M134のような超重量の火器を振り回す男なのだ。

この打撃も頷ける。

「お前はターミネーターか」

血塗れの顔で息を荒げながら言うバニング。

「そういうお前はランボーか?」

アランも鼻血を滴らせながら言う。

両者同時の右ストレート!

共に顔面を捉え、大きく体が仰け反る。

「ぬうっ!」

バニングはタックルからアランの体をリフトアップし、そのまま地面に叩きつけた!

しかし怯む事なく立ち上がったアランは、バニングの首を片手で摑みつつ、ボディブローを連発で打ち込む!

「放しやがれ!」

アランを振り解き、バニングはバックハンドブロー!

よろめきつつも、アランの右フックがバニングを吹き飛ばす!

ヘビー級の2人の打ち合いは、いつ果てる事なく続いた。

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