追い詰められた...かぐや姫
彼女はいつも神様を恨んでいた。

彼女はいつも世界に絶望していた。

彼女はいつも孤独だったのだろう。



神はいる。
いるが皆に平等ではない。

やはり神は選り好みをするのだろう。


─彼女は愛されすぎてきっと世界に馴染めなくなったのだ。─





「じゃあ私と神を殺そうか」



自分でも何を言ってるのか分からなかった

神を殺すなんて無理だ


ただ彼女と共に居れる口実が欲しいだけだった


「......神を......殺す?」



彼女は呆然と私の方を向きこう言った。






「神を恨んだ私はいつもいつも神を消したかった。

けれどいつも神はそこに存在していて消える訳が無かった

消えて欲しかった…こんな神なんていらない

神を殺すことが出来るなら、何でもします。」







───────これで決まりだった。

彼女を’’神を殺す’’という口実で手に入れたのだ。

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