キミに会いたい~ひとめぼれから始まる恋~
私がそんなことを思ってるうちに
星見くんと話し込んでしまった・・

ガラガラガラー♪勢いよくドアが開いた!!

「しっつれいしまーす!北野高校の清宮です
 七斗さんいませんか~??」

は?なにがしっつれいしまーすだよ。おい。
私は一気にイラっとしてしまった。


「あのね清宮くん・・・」
「おいっ『しっつれいしまーす』って何だよ!
きちんと言えよ。礼儀が悪い。失礼だろ。」
 

私が言おうとしたのに先に言ってくれた。
星見くんすごい・・さすが先輩だ!!

「すみません。失礼な事を言って。」

「全然 大丈夫だよ~」
ここは星見くんに免じて許すことにする。

「七斗さん監督がみんなと向こうで待ってます。
 『30分も何をしてるんだ~』って言ってましたよ。」

「あっ、監督もみんなも待ってんの!マジかっ!やらかした。」
あちゃーって顔をしている・・

「南野さん!応急処置ありがとうね~
 いっぱい話せて楽しかった。
 また整形外科にも行ってみるね!!」

「私こそ楽しかったありがとうね~
 あとバスケ頑張ってね!!!」

私のほうを向いて満面の笑みで手を振る星見くん。
その横で軽く会釈する清宮くん。

あー楽しかったのに終わってしまう・・
また会えたらいいな・・
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