キミに会いたい~ひとめぼれから始まる恋~

夏休み

星見くんに出会ってから1週間・・

毎日、園芸部の花植えで朝から夕方まで大忙し。
顧問は保健の先生の山田先生・・・
山田先生は気分屋でこの前のお花植えの時に『学校中の花を植え替えてしまおぉ~』
と言い出してしまった。そのせいでこんなことになってしまった。



こんなに忙しくても夏休みなのに
果奈に会える事が唯一の救いであると思う。

そんな中、バスケ部はお盆休みもなく
相変わらず試合ばっかりでいろんな学校が
コロコロ入れ替わりで来ている。
そこに北野高校の姿は見つからない。

あれからずっと星見くんを探してしまう・・・
体育館でも、家の整形外科でも
挙句の果てに街を歩いていても、探してしまう。

果奈が部活に行く前に中庭で
あの日、試合のあとに別れ保健室であった話を全て話した。
私は恋愛に一切興味がない。
果奈にこんな話をしたのも初めてだし
果奈はとてつもなく驚いていた・・・

「星見くんと会ったのって1週間前の話だよね??」

「うん。そうだよ~」

「多分これは、私の経験上の話なんだけど
 華は星美くんに一目惚れしてるんじゃないの??」

「これって一目惚れなの・・かな・・」

「もう一度会ってみたらどう??」
果奈がそう言うと、部活へ行く時間になってしまった。

「「また明日も会おうね!!!」」と言ってそこで別れた。

 
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