この恋を、忘れるしかなかった。
だってほら、霧島くんと目が合うだけで、こんなにも苦しくなる…。
どうにかなりそうで、目を逸らしてしまう。
そんなわたしを否定できないわたしは、この罪悪感をなかったことにして、霧島くんのことしか見えなくなりそうだった。
「そろそろ男子は帰ってよねー、今日は女子だけで話す日なんだから!」
わいわいと騒いでいる男子3人へ、恵ちゃんが帰るよう話していた。
「なんだよそれ。じゃ、マックでも行く?響がカノジョと別れた慰め会しよーぜ」
「いや、別に慰めいらねーし。マック行きたいだけだろ?」
藤井くんの提案に、霧島くんが突っ込みを入れていた。
「マック賛成!じゃぁリカちゃん先生またねー」
「うん、みんな気をつけてね」
甲斐くんに軽く手を振ったわたしは、霧島くんの視線には気付かないふりをした。
その視線に応えてしまえば、きっと見つめずにはいられないから。
わたしの中は、罪悪感に支配されていた方がいい。
これ以上、好きにならないために---。
どうにかなりそうで、目を逸らしてしまう。
そんなわたしを否定できないわたしは、この罪悪感をなかったことにして、霧島くんのことしか見えなくなりそうだった。
「そろそろ男子は帰ってよねー、今日は女子だけで話す日なんだから!」
わいわいと騒いでいる男子3人へ、恵ちゃんが帰るよう話していた。
「なんだよそれ。じゃ、マックでも行く?響がカノジョと別れた慰め会しよーぜ」
「いや、別に慰めいらねーし。マック行きたいだけだろ?」
藤井くんの提案に、霧島くんが突っ込みを入れていた。
「マック賛成!じゃぁリカちゃん先生またねー」
「うん、みんな気をつけてね」
甲斐くんに軽く手を振ったわたしは、霧島くんの視線には気付かないふりをした。
その視線に応えてしまえば、きっと見つめずにはいられないから。
わたしの中は、罪悪感に支配されていた方がいい。
これ以上、好きにならないために---。