この恋を、忘れるしかなかった。
「てか他にもカメちゃんの写真あるの?」
わたしが聞くと、霧島くんはうんと答えてから画面をスワイプし始めた。
「ほら、これとか超かわいくない?あくびしてんだよ?」
「ホントだー、かわいい!」
「あとは、これとか?」
「うんうん。てかわたし、カメを見る目が変わったわ」
「でしょ?」
そのものの新たな一面を見た時、自分の中の勝手なイメージなんかで、こうなんだと決めつけてはいけないと、いつも思わされる。
「ふふ、霧島くんがカメちゃんをこんなに可愛がってるなんて意外。親バカだわね(笑)」
それは、霧島くんに対してもだ。
「親バカでいいし(笑)。あ、これもかわいくない?」
霧島くんの指は、せわしなくケータイの画面をなぞり続けていた。
一体カメちゃんの写真は何枚あるんだ…そう思った時、わたしは一瞬固まった。
「やっぱ…かわいいじゃん」
わたしが聞くと、霧島くんはうんと答えてから画面をスワイプし始めた。
「ほら、これとか超かわいくない?あくびしてんだよ?」
「ホントだー、かわいい!」
「あとは、これとか?」
「うんうん。てかわたし、カメを見る目が変わったわ」
「でしょ?」
そのものの新たな一面を見た時、自分の中の勝手なイメージなんかで、こうなんだと決めつけてはいけないと、いつも思わされる。
「ふふ、霧島くんがカメちゃんをこんなに可愛がってるなんて意外。親バカだわね(笑)」
それは、霧島くんに対してもだ。
「親バカでいいし(笑)。あ、これもかわいくない?」
霧島くんの指は、せわしなくケータイの画面をなぞり続けていた。
一体カメちゃんの写真は何枚あるんだ…そう思った時、わたしは一瞬固まった。
「やっぱ…かわいいじゃん」