この恋を、忘れるしかなかった。
「ちょっと藤井くん、”くれ”はないでしょ⁈」
藤井くんの言葉に恵ちゃんが食い付くーーー最近では珍しくもない光景だ。
「じゃあ恵都がくれんのか?」
「だーかーら!そういう事じゃなくて…!」
どちらかと言えば気の強い性格の恵ちゃんは、藤井くんと”ああ言えばこう言う”を繰り返していた。
「リカちゃん先生、この2人またやってるよ〜」
「ふふ」
美雪ちゃんの言葉にわたしは小さく微笑んだーーーそれは、しかめっ面の恵ちゃんが、内心は嬉しそうに見えるから。
そりゃそうだよね、好きな人と話せて嬉しくない訳がないよね。
「人にくれって言う前に、帰りにコンビニにでも寄ったら⁈」
「おっ、太っ腹!おごってくれるのか」
「違うし!」
気の強い恵ちゃんにあれこれ言われても、全く堪えてないのが藤井くん、そのあっけらかんとした性格が、会話のテンポを良くしていた。
「何か最近のお前ら、いい感じじゃね?なぁ響?」
「うん、確かに。仲イイよね」
藤井くんの言葉に恵ちゃんが食い付くーーー最近では珍しくもない光景だ。
「じゃあ恵都がくれんのか?」
「だーかーら!そういう事じゃなくて…!」
どちらかと言えば気の強い性格の恵ちゃんは、藤井くんと”ああ言えばこう言う”を繰り返していた。
「リカちゃん先生、この2人またやってるよ〜」
「ふふ」
美雪ちゃんの言葉にわたしは小さく微笑んだーーーそれは、しかめっ面の恵ちゃんが、内心は嬉しそうに見えるから。
そりゃそうだよね、好きな人と話せて嬉しくない訳がないよね。
「人にくれって言う前に、帰りにコンビニにでも寄ったら⁈」
「おっ、太っ腹!おごってくれるのか」
「違うし!」
気の強い恵ちゃんにあれこれ言われても、全く堪えてないのが藤井くん、そのあっけらかんとした性格が、会話のテンポを良くしていた。
「何か最近のお前ら、いい感じじゃね?なぁ響?」
「うん、確かに。仲イイよね」