GENERATIONS LOVE
駅前で待ち合わせし、ドルチェに向かう。
『一樹からご飯誘ってくれるの、
珍しいね‼』
俺の腕に腕を絡ませて笑顔で彼女が言う。
つい最近失恋したばかりの俺に、
かなり積極的に孟アピールをしてきた子…
見た目はまぁ、可愛い。
でも。それだけ…
特別に心惹かれる何かがある訳じゃない。
一緒に過ごすのに、
丁度良い相手。
『嫌だった?』
そんな訳ないと分かってて訊く。
『嫌な訳ない。一樹から誘ってくれて嬉し
かったもの…
確か…神山くんがバイトしてる人気のお店
でしょ?』
知ってたか…
まぁ、あれだけ噂になってれば、
広まるか…
『美樹ちゃんも神山が気になるの?』
『神山くんも、確かに格好良いとは思うけ
ど、私が好きなのは一樹だけ…
信じてくれないの?』
上目遣いで見つめられる。
こういう仕草で
コロッと落とされる男は多いだろう…
そう…客観的に考えながら、
笑顔を張り付けて、彼女の頭を優しく撫でる。
『信じてるよ』
でも、どうかな…?
あれだけ女子の間で騒がれてる神山を目にしたら…
取り止めない話題をしながら、
目的地のドルチェに辿り着く。
煉瓦造りの外観…
民家の間にあって、隠れ家のように存在している。
店のドアを開くと、直ぐに、
『いらっしゃいませ、2名様ですか?』
ギャルソン服に身を纏った笑顔の神山が、
目の前にいた。
『一樹からご飯誘ってくれるの、
珍しいね‼』
俺の腕に腕を絡ませて笑顔で彼女が言う。
つい最近失恋したばかりの俺に、
かなり積極的に孟アピールをしてきた子…
見た目はまぁ、可愛い。
でも。それだけ…
特別に心惹かれる何かがある訳じゃない。
一緒に過ごすのに、
丁度良い相手。
『嫌だった?』
そんな訳ないと分かってて訊く。
『嫌な訳ない。一樹から誘ってくれて嬉し
かったもの…
確か…神山くんがバイトしてる人気のお店
でしょ?』
知ってたか…
まぁ、あれだけ噂になってれば、
広まるか…
『美樹ちゃんも神山が気になるの?』
『神山くんも、確かに格好良いとは思うけ
ど、私が好きなのは一樹だけ…
信じてくれないの?』
上目遣いで見つめられる。
こういう仕草で
コロッと落とされる男は多いだろう…
そう…客観的に考えながら、
笑顔を張り付けて、彼女の頭を優しく撫でる。
『信じてるよ』
でも、どうかな…?
あれだけ女子の間で騒がれてる神山を目にしたら…
取り止めない話題をしながら、
目的地のドルチェに辿り着く。
煉瓦造りの外観…
民家の間にあって、隠れ家のように存在している。
店のドアを開くと、直ぐに、
『いらっしゃいませ、2名様ですか?』
ギャルソン服に身を纏った笑顔の神山が、
目の前にいた。