GENERATIONS LOVE
6 告白と嘆き
【side 修二】


真琴さんに対して、
かなり強引な言葉と態度で接した。
正直、過去の恋愛で、こんな自分になった経験はない。
出会って1週間…早急過ぎかと思う反面、
それでも最後に見た真琴さんの表情を思い出すと、行動して良かったと思う。
ただの、仕事仲間と思われたくない。
一人の男として意識して欲しい。
明日…どんな表情を見せてくれるのか、
名前で呼んでくれるかとか、そんなことばかり考えていた。


興奮気味の俺は、なかなか寝付くことが出来ずに、明け方近く眠りに就いた。


『♪♪♪♪♪♪♪♪』


携帯のアラームとは違う音楽が流れてる。
寝惚けたまま、
着信画面も見ず携帯に出る。


「…もしもし……えっ、教授っ!?はぁ………!?
いや、俺今日バイト入ってて…………………
分かりました…」


いつも以上に楽しみにしていたドルチェのバイト…
しかも、今日は土曜日だ…。
昨日予約客の人数確認し忘れたな。


「森田さんに連絡しないと…」


何だか一気にテンションが下がる。
真琴さんに会えない…
それが一番テンションの下がる理由。


連絡より、直接森田さんに言った方が早いかな…夕勤が無理なら、ランチ帯を手伝うか、キッチンに入ろう。


そう思い立ち、シャワーを浴びて出掛ける支度をする。


恩師の頼みを断れず…
土曜のシフトに穴を空けるなんて、
森田さんに申し訳ない。


「…はあぁぁ~」


溜め息を吐いて、力なく家を出る。


せめて、帰宅時間には間に合わせないと‼
真琴さんに俺が言った言葉を、
嘘にする訳にはいかない。
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