GENERATIONS LOVE
【side 真琴】
沙紀に相談して良かった。
一人で考えても、ただ悩んで、
答なんて見付からないまま…ループし続ける
だけだった。
昨日より、ずっと軽くなった心。
一歩進むための決意が出来たのは、沙紀の言葉のお陰。
「真琴は、神山くんが好き?」
「え…?え…っと……うん…」
沙紀の直球の質問に、一瞬驚いたけど…
素直に肯定する。
「そりゃ、そうか!嫌いな相手だったり、
どうでもいい相手なら、そこまで悩まな
いもんね」
「…うん」
修二くんに、私は相応しくないという考えは、今この時も思ってる。
でも、もう簡単に否定出来ないくらい、
私は彼に惹かれてしまった。
私の顔を真っ直ぐに見つめる沙紀が、
とても優しい眼差しで、
「もう恋なんてしない。
誰も好きにならない…って心を閉ざしてい
たのにね…」
今沙紀が言った言葉は…
2年前に私が沙紀に、
泣きながら言った言葉…
「良かったね、真琴‼」
沙紀のその一言に、どれだけの思いが込められているのか…分かる。
もう一度…恋することが出来て
良かったね───
「ありがとう」
沙紀の笑顔に笑顔で返す。
辛くて、悲しくて、閉じ籠っていた私の傍を、離れずに居てくれた沙紀に、
感謝してる…心から。
「さぁ、これから…!?って、ごめん。
ちょっと、待ってて…え…?」
丁度携帯を、
バックに仕舞おうとしていた沙紀。
メール…かな?
何か沙紀には似合わない、凄い難しい顔しながら、メール見てる。
数分で何度かメールを繰り返し返信し終えた沙紀が、顔を上げる。
「お待たせ!
この後、真琴と一緒に行きたいとこある
んだけど、付き合ってもらっていい?」
今はまだ13時。
19時までまだ時間はあるし、
久し振りにもっと沙紀と過ごしたくて…
「うん、大丈夫だよ」
そう答えたことを…
数分後に悔やむことになるなんて、
この時は、思わなかった。
沙紀に相談して良かった。
一人で考えても、ただ悩んで、
答なんて見付からないまま…ループし続ける
だけだった。
昨日より、ずっと軽くなった心。
一歩進むための決意が出来たのは、沙紀の言葉のお陰。
「真琴は、神山くんが好き?」
「え…?え…っと……うん…」
沙紀の直球の質問に、一瞬驚いたけど…
素直に肯定する。
「そりゃ、そうか!嫌いな相手だったり、
どうでもいい相手なら、そこまで悩まな
いもんね」
「…うん」
修二くんに、私は相応しくないという考えは、今この時も思ってる。
でも、もう簡単に否定出来ないくらい、
私は彼に惹かれてしまった。
私の顔を真っ直ぐに見つめる沙紀が、
とても優しい眼差しで、
「もう恋なんてしない。
誰も好きにならない…って心を閉ざしてい
たのにね…」
今沙紀が言った言葉は…
2年前に私が沙紀に、
泣きながら言った言葉…
「良かったね、真琴‼」
沙紀のその一言に、どれだけの思いが込められているのか…分かる。
もう一度…恋することが出来て
良かったね───
「ありがとう」
沙紀の笑顔に笑顔で返す。
辛くて、悲しくて、閉じ籠っていた私の傍を、離れずに居てくれた沙紀に、
感謝してる…心から。
「さぁ、これから…!?って、ごめん。
ちょっと、待ってて…え…?」
丁度携帯を、
バックに仕舞おうとしていた沙紀。
メール…かな?
何か沙紀には似合わない、凄い難しい顔しながら、メール見てる。
数分で何度かメールを繰り返し返信し終えた沙紀が、顔を上げる。
「お待たせ!
この後、真琴と一緒に行きたいとこある
んだけど、付き合ってもらっていい?」
今はまだ13時。
19時までまだ時間はあるし、
久し振りにもっと沙紀と過ごしたくて…
「うん、大丈夫だよ」
そう答えたことを…
数分後に悔やむことになるなんて、
この時は、思わなかった。