八百屋LOVERS
嫌な予感を漂わせながら、お兄さんはなんの躊躇もなく、私に現実を突きつける。
それは本当に突然で
あまりにも突然で
突然過ぎて意味わかんなくて
…あ、もうだめ、これ以上例えられない。
「俺ら今日から同居するんだけど?聞いてない?」
なんて、お兄さんの声がまるで夢みたいで
……いや、夢見てたとかじゃなくてですね。
「いや、何かの間違いですよね?」
そう聞くしか、ないですよ。
「いや、よく分からないならとりあえず二階行ってみなよ?」
そう、一言残して、お兄さんは去っていった。
「………え、」
まってまってまってまって。
同居ぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおお?!?!?!