心の太陽の花

太陽の過去

それは、俺が中1のころ。

学校に入学したばかりの季節に恋をした。

一目惚れだった。

彼女は吹奏楽部でトランペットを吹いていた。

もし俺があの時野球部に入っていなければ彼女の存在すらきずかなかったと思った。

彼女の名前は友梨(ゆり)

もともと俺は野球部に入るつもりはなかった。

けど、近所の河原でよくボールを投げてる人がいた。

その人はたぶん野球部なんだろう。

手にすごいあざをつけているのにも係わらずに。

そのホームはすごいキレイで憧れるほどだった。

ある日いつもの河原に行くと彼の姿はなくボールを打ちつけていた塀に石でメッセージが書いてあった。

  
 
                           8月22日
さよなら。朝日町。俺はここに来てよかったと思った。
 
野球をやるためにココに来た。けど俺には夢は叶えられなかったんだ。

そう、甲子園に行くと言う夢が。練習しただけあざができる、けどそれだけ結果が出るんだ。

あざは努力の証拠。俺は野球が大好きだ!!
                          悠馬


って。

あの人悠馬って言うんだ。

ここの高校は準決勝敗退だった。

俺には夢があるのかな?と考えた。

がとくに夢はない。
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