心の太陽の花
彼女は俺のクラスによく顔を出す。

俺はわざとぶつかった。

話すためだ。

すると彼女は優しく微笑み「大丈夫?ごめんね。」

っといってくれた。

なんで!?俺がわざとぶつかったのに。

俺は戸惑いながらも必死の笑顔で「大丈夫!そっちこそ平気?」と聞いた。

「うん!大丈夫。ありがと」って。

それ以来、行事があるたび少し話す仲になった。

「そういえば名前なんて言うの?」

「田中 友梨。そっちは?」

「俺は新杉 太陽。」

けどすぐに不幸は訪れる。

俺の友達が田中のことを好き!と言うからだ。

けど、そんなの関係ない!とばかりに俺は彼女に告白した。

すると、昨日 俺の友達が田中に告白していた。

田中は俺とそいつが親友ということを知っていた。

だからだと思う。

すごい悲しそうな顔をした。

「私、新杉君から友達引き離したくない!」って。

ただ一言いって立ち去った。

それから親友は去っていき田中とも話さなくなった。

どうしてあの時もっと周りを考えなかったんだろって後悔した。

でも野球部に入ったことは後悔していない。

もし、入っていなかったら互いの存在すら知らなかったから。

だから俺は今も野球をしている。
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