それはきっと、君に恋をする奇跡。
「あっ、ここ!このお店に来たかったの」
はしゃぐ真由ちゃんに続いて店内に入る。
ここは男性用のアクセサリーショップ。
そのせいか、店内のBGMはちょっとロックな感じの曲だった。
でも、お客さんはカップルや女の子同士が多い。
みんな、彼氏へのプレゼントかな?
「どうしよう~」
手に取って眺めては、悩みまくる真由ちゃん。
ふふふ。
カワイイなぁ。
そんな真由ちゃんを見ていて、あたしまで幸せのおすそ分けをしてもらっているようでうれしい。
「これなんてどう?」
「いいねー!あっ、でもこれもカッコイイ!」