それはきっと、君に恋をする奇跡。


「放っておくと、どっかふわふわって飛んでっちゃいそうだし」


「んんっ!」



このままだといつまでも好き勝手言われそうだから、



「……1月です。何年かぶりの大雪が降った日に生まれました……」



そう伝えると、



「期待を裏切らねー答えだなっ!」



あははっ、と笑う蒼。



……ああ。


結局そうなるよね。


イメージなんて所詮イメージだ。




お腹を抱えながら笑う蒼を見ながら思うのは、買ったピアス。


……じゃあ、どうしよう。

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