一度きりのpresent〜あの頃の私はあなたとの未来を信じた
望:玲奈の事を胸にしまってるけど、今はレイラと一緒に歩んで季節ごとの思い出が出来たらと俺も思ってるんだ。


レイラ:うん、望。最後にもう1つ聞いてもいいかな?。玲奈お姉ちゃんから託されたマフラーを私が渡した時どう思ってたの?。


望:メールしたら突然妹から、玲奈お姉ちゃんは亡くなったと返ってきて驚いたよ。そして代わりを用意して玲奈のいる病院へ向かったんだ。いきなり玲奈から託されたとマフラーを渡されてショックでまだ受け入れられないまま受けとり玲奈に会ったけど冷たくて息をしてなかった…。すぐに病院を出て一人で泣いたよ、手にはマフラーがあって見ると涙が止まらなくて車で一晩眠れずに過ごした。俺はずっと許されないなと覚悟を朝に病院見ながらしたんだ。


レイラ:良かったね、玲奈お姉ちゃんはこんなに愛されてたんだよ。ってお姉ちゃんに伝わるように祈ったの。


望:すみません、カフェラテとエスプレッソを。


店員:かしこまりました、少々お待ちください。


レイラ:あの時は許せなくて酷いことばかり言ってごめんね、担任になってくれて望の事を知るほど好きになり傷つけたこと後悔したの。


望:あの時は大切な人を失ったばかりで混乱もしてたはずだし、今はわかってくれたから大丈夫だよ。
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