一度きりのpresent〜あの頃の私はあなたとの未来を信じた
ピピッ。(目覚ましの音)がなり、来栖は緊張と不安と期待が入り雑じり複雑な心境で転校初日の朝を迎えていた。前日緊張からかあまり寝つけなくて多少眠かったが支度をして、転校先の夢見が丘学園に向かった。


来栖「いよいよ転校初日の朝を迎えたけど、緊張からかあまり寝れなかったな。仲良くなれるといいなとはおもうが、明日からは寝不足ならないように気をつけていかないとだな。」


来栖は一人で暮らし始めたので、母親に行ってきますとメールを送った。


来栖:「母さん、行ってきます。」


来栖の母親「来栖、いってらっしゃい。」


ーキーンコーンカーンコーン(チャイムの音)。


始業を知らせるチャイムがなり、担任の望が入ってきた。レイラは大好きな姉の玲奈を死なせた人だから許せないままでいた。時々冷めた視線や睨んだりを繰り返していたので、詩音は不思議に思った。


修吾:キリーツ、礼。着席。


望:皆、おはよう。出席をとる前に転校生を紹介する。入っていいぞ。簡単に自己紹介しなさい。


来栖:はい。隣街から転校してきた、結城来栖です。よろしくお願いします。


生徒:結城君、よろしく。


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