一度きりのpresent〜あの頃の私はあなたとの未来を信じた
詩音:ありがとう、紗菜。紗菜はふわっとしたドレスが思った通りすごく似合ってるよ。着てみて着心地はどうかな?。


紗菜:ありがとう、詩音。着心地もいいし、私はこの淡い紫色のドレスにしたいな。


詩音:私も水色のドレスにしようかなと思ってるよ。会計して、帰りに公園で話して帰ろう?。


紗菜:うん、詩音。最近公園で話してることあまりないから、たまには少し話して帰ってもいいかなと思ってるよ。


修吾:涼、タキシード慣れてないからなかなか上手く着れないな?。


涼:そうだな、学生でタキシード慣れてる人はあまりいないと思うよ。あれ、公園で葉瑠音さんと神永さんが話してるし、行ってみる?。


修吾:うん、涼は神永さんのドレス見るの楽しみだろうし、俺は隣のクラスだから雪乃のドレス姿を見る機会すらなかなかないよ。


涼:でも彼女ならいつかはチャンスあるはずだから羨ましいなと思うんだ。


修吾:そうだな、涼も神永さんに告白して上手くいけばチャンスはあるはずだよ?。


涼:上手くいく保証はないけど、精一杯想いを伝えてみるよ。


修吾:珍しいな、涼が弱音を言うなんて。でも、誰もが不安になったり、弱音を言いたくなる時もあるんだよな。葉瑠音さん、神永さん、こんにちは。
< 54 / 158 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop