一度きりのpresent〜あの頃の私はあなたとの未来を信じた
レイラ:紗菜、良かったね。私は支倉先生のそばで一緒に玲奈お姉ちゃんの事を乗り越えていて、少しずつ私を見てくれるように変わってきたんだよ。すごく嬉しいし、先生の事を知るほど好きになっていくの。もうこの気持ち抑えられないからパーティーの後に告白するよ。


紗菜:レイラはすごいね、お姉さん亡くされても一緒に乗り越えていこうとしてる人がお姉さんが愛した人でも乗り越えてくんだね。強くないと出来ないと思うよ。


レイラ:紗菜、最初は許せないばかりだったし、担任になって苦しんでるのは私と母さんだけじゃなかった事に気がついたの。気づくきっかけくれたのは詩音と紗菜だからありがとう。


紗菜:私は話を聞いてたくらいだよ、でも玲奈さんの事を乗り越えていこうとしてくれて良かった。


レイラ:ありがとう、紗菜。玲奈お姉ちゃんはもうそばにはいないけど、空から見てくれてると信じてるから私くらいは心配かけたくないかな。母さんは、まだ乗り越えるには時間が必要だと思うの。


紗菜:レイラの優しさは玲奈さんから受け継いだ優しさなんだね。私もそのくらい愛し合えたらいいな。


レイラ:紗菜なら出来ると思うよ。一宮君、くじ引き女子は終わったよ。


涼:修吾、男子もくじ引き終わったから後はどうする?。
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