一度きりのpresent〜あの頃の私はあなたとの未来を信じた

ﾚｲﾗ:玲奈お姉ちゃんの時の母さんと紗菜のお母さんが共通してるのは過保護で厳しい事だよ。紗菜もお母さんに合わせてるのが感じられるから、悔いのないように学生生活過ごしてね。


涼:なるほどな、確かに厳しいのは同じだから気をつけて悔いないように、紗菜と付き合っていくよ。


紗菜:ﾚｲﾗ、ありがとう。私の事をこんなに考えてくれたんだね。学生生活は一回だから恋愛は気をつけて母さんに気づかれないように涼と過ごしたいな。


ﾚｲﾗ:話してたら遅くなってごめんね、紗菜。三人で途中まで帰ろう。


紗菜:うん、少し遅くなっただけだから大丈夫だよﾚｲﾗ。


涼:紗菜からさっき聞いたんだけど、支倉先生が悲しい顔してたのに気づいたのは詩音でﾚｲﾗが変わっていくきっかけだったんだな。


ﾚｲﾗ:うん、大河内君。お姉ちゃんを失ってから約束してたのに守れないなんて許せないと思って来たけど、玲奈お姉ちゃんを失って支倉先生も悲しんでたのを詩音が教えてくれたの。


涼:そうだね、恋人だったなら余計に悲しむはずだよ。支倉先生から聞いたけど、自分がクリスマス一緒に過ごせたら違ったはずと責めたそうだよ。ﾚｲﾗが変わってからは悲しい顔する回数ほとんどなくなったよ。