GAME
「あれ、杏と澄香じゃねぇか...んでこんな所にいんだよ?」
眠そうに頭をガシガシかきながら階段を降りてきた男は浩太、これもまたクラスメイトだ。浩太と私は小さい頃からの幼馴染みだった。
「浩太こそなんでここにいるの?」
「はー?だってここ俺の夢ん中だろ?」
真面目な顔して言う浩太は見た通りのバカだ。
「違うっつーの。なんであたしがアンタの夢にいなきゃなんないのよ」
澄香が呆れた様に言った。
「あ?俺こそ願い下げだっつーの!何が悲しくて夢の中でもお前みたいな奴と会わなきゃなんねーんだよ...杏ならともかく...」
「え?私がなに??聞こえなかった...」
「いやなんでもねーよ!!」
なんだろう...おかしな浩太...
それから何故かだんだんとクラスメイトの人たちが集まって来て
私と一番仲良しの萌花
頭がいい田中くん
学級委員の一之瀬さん
おちゃらけた愛斗くん
静かな竹嶋さん
萌花が恋してる城ノ内くん
人気者の空くん
私を含めこの十人が生徒玄関に集まった。
「俺たちなんでここにいんの?」
空くんが問いかけた。
「それがわっかんねーから困ってるんだろ」
浩太が答える。
その時校内放送が流れた。
『ザザッ......ザッ.........皆さん、こんにちは。早速ですが今からあなた達に鬼ごっこをして頂きます。ルールは簡単、鬼が5人で残った他の5人は逃げます。鬼には一人に付き、拳銃と刃物を渡します。そして鬼の人は捕まえたらその人を殺す。どう?簡単でしょ??
あ、それと逃げる側の人も一応鬼を殺す事が出来ます。まぁ武器は無いですが。殴り殺したり、突き落としたり、ね?色々ありますから。』
な...に、言ってるの...?殺す...??
「はぁー?何訳の分かんない事言ってんの?」
澄香がイラついた声で言う。
『では、チームを分けます。まず鬼は桐谷愛斗さん、竹嶋花菜さん、城ノ内蓮さん、花田澄香さん、一之瀬鈴さん。以上の5名です。
続いて逃げる側は田中亮輔さん、柿谷浩太さん、矢沢萌花さん、谷崎空さん、岸辺杏さん、以上の5名です。鬼の人はそこの鬼待合室に入って下さい。五分後鬼ごっこが開始されます。
なお、制限時間は一時間です。一時間以内に一人も殺す事が出来なかった鬼は死にます。』
私逃げる側じゃん...!!
「意味分かんないんだけど...私帰るわ。」
そう言って澄香は再び生徒玄関を出ようと歩きだした。
『あー、そうそう。この学校から出ようとしないで下さい』
放送がそう言った時に生徒玄関からジジジジジ...と何かが焼けるような後と、ブシャァァァァッと何か液体が勢いよく飛び出しているような音がした。
浩太と萌花が信じられない物を見た様な顔をする。
後ろからはベシャッっと音が聞こえる。
振り替えるとそこには背中から血が出て、肉は焦げた様に黒くなってグチャグチャになっている澄香と思われる「モノ」があった。
「え...?」
『あーあ、間に合わなかった。
再度注意します。この学校から出ようとしないで下さい。死にます。』
「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
私は恐怖と気持ち悪さの余り叫んでいた。
『それでは鬼ごっこを開始します。鬼の人は鬼待合室に移動してください。
あ、ないと思いますが覗いて隠れ場所を見るなんてしないで下さいね?
さぁ早く鬼待合室に移動してください。』
何がなんだか分からないまま鬼は鬼待合室に移動した。
『はい、鬼の皆さんは移動しましたね?それでは改めまして鬼ごっこ開始!
さぁ早く逃げて下さい』
こうして「鬼ごっこ」と称された殺し合いは始まった。
眠そうに頭をガシガシかきながら階段を降りてきた男は浩太、これもまたクラスメイトだ。浩太と私は小さい頃からの幼馴染みだった。
「浩太こそなんでここにいるの?」
「はー?だってここ俺の夢ん中だろ?」
真面目な顔して言う浩太は見た通りのバカだ。
「違うっつーの。なんであたしがアンタの夢にいなきゃなんないのよ」
澄香が呆れた様に言った。
「あ?俺こそ願い下げだっつーの!何が悲しくて夢の中でもお前みたいな奴と会わなきゃなんねーんだよ...杏ならともかく...」
「え?私がなに??聞こえなかった...」
「いやなんでもねーよ!!」
なんだろう...おかしな浩太...
それから何故かだんだんとクラスメイトの人たちが集まって来て
私と一番仲良しの萌花
頭がいい田中くん
学級委員の一之瀬さん
おちゃらけた愛斗くん
静かな竹嶋さん
萌花が恋してる城ノ内くん
人気者の空くん
私を含めこの十人が生徒玄関に集まった。
「俺たちなんでここにいんの?」
空くんが問いかけた。
「それがわっかんねーから困ってるんだろ」
浩太が答える。
その時校内放送が流れた。
『ザザッ......ザッ.........皆さん、こんにちは。早速ですが今からあなた達に鬼ごっこをして頂きます。ルールは簡単、鬼が5人で残った他の5人は逃げます。鬼には一人に付き、拳銃と刃物を渡します。そして鬼の人は捕まえたらその人を殺す。どう?簡単でしょ??
あ、それと逃げる側の人も一応鬼を殺す事が出来ます。まぁ武器は無いですが。殴り殺したり、突き落としたり、ね?色々ありますから。』
な...に、言ってるの...?殺す...??
「はぁー?何訳の分かんない事言ってんの?」
澄香がイラついた声で言う。
『では、チームを分けます。まず鬼は桐谷愛斗さん、竹嶋花菜さん、城ノ内蓮さん、花田澄香さん、一之瀬鈴さん。以上の5名です。
続いて逃げる側は田中亮輔さん、柿谷浩太さん、矢沢萌花さん、谷崎空さん、岸辺杏さん、以上の5名です。鬼の人はそこの鬼待合室に入って下さい。五分後鬼ごっこが開始されます。
なお、制限時間は一時間です。一時間以内に一人も殺す事が出来なかった鬼は死にます。』
私逃げる側じゃん...!!
「意味分かんないんだけど...私帰るわ。」
そう言って澄香は再び生徒玄関を出ようと歩きだした。
『あー、そうそう。この学校から出ようとしないで下さい』
放送がそう言った時に生徒玄関からジジジジジ...と何かが焼けるような後と、ブシャァァァァッと何か液体が勢いよく飛び出しているような音がした。
浩太と萌花が信じられない物を見た様な顔をする。
後ろからはベシャッっと音が聞こえる。
振り替えるとそこには背中から血が出て、肉は焦げた様に黒くなってグチャグチャになっている澄香と思われる「モノ」があった。
「え...?」
『あーあ、間に合わなかった。
再度注意します。この学校から出ようとしないで下さい。死にます。』
「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
私は恐怖と気持ち悪さの余り叫んでいた。
『それでは鬼ごっこを開始します。鬼の人は鬼待合室に移動してください。
あ、ないと思いますが覗いて隠れ場所を見るなんてしないで下さいね?
さぁ早く鬼待合室に移動してください。』
何がなんだか分からないまま鬼は鬼待合室に移動した。
『はい、鬼の皆さんは移動しましたね?それでは改めまして鬼ごっこ開始!
さぁ早く逃げて下さい』
こうして「鬼ごっこ」と称された殺し合いは始まった。