会いたい
第1話 出会い
東京駅。
MAKIDAIは、名古屋での仕事の為に新幹線に乗り込んでいた。
(あぁ、一人だと寝過ごしそうで嫌だなぁ)
今日は、マネージャーなしで一人で移動のMAKIDAI。
出発のベルが聞こえ、列車が動きだした。
少しすると、息をつきながら一人の女性がやってきた。
「6号車…Bの5…、あ、ここだ」
MAKIDAIの席の隣のようだ。
(おっ、隣、女の人じゃん、しかも、可愛い。一人だとこういうラッキーもあるよね〜)
女性が荷物を荷台にあげようと持ち上げる姿を見てMAKIDAIはすかさず声を掛ける。
「手伝いましょうか?」
「あ、ありがとうございます」
女性は、細っそりとして背もそんなに大きくない為、スーツケースを持ち上げるには気の毒にも見えた。
MAKIDAIは、軽々と持ち上げ荷台へとのせる。
女性はそのMAKIDAIの顔をじっと見て、首を傾げたがすぐに目をそらした。
(あ、マスク外したままだった。気付かれたかな)
MAKIDAIは、その視線に気付きさりげなく口元を隠す。
「ありがとうございました」
女性は、そう言って軽く会釈をすると、何事もなかったように席についた。
MAKIDAIは、名古屋での仕事の為に新幹線に乗り込んでいた。
(あぁ、一人だと寝過ごしそうで嫌だなぁ)
今日は、マネージャーなしで一人で移動のMAKIDAI。
出発のベルが聞こえ、列車が動きだした。
少しすると、息をつきながら一人の女性がやってきた。
「6号車…Bの5…、あ、ここだ」
MAKIDAIの席の隣のようだ。
(おっ、隣、女の人じゃん、しかも、可愛い。一人だとこういうラッキーもあるよね〜)
女性が荷物を荷台にあげようと持ち上げる姿を見てMAKIDAIはすかさず声を掛ける。
「手伝いましょうか?」
「あ、ありがとうございます」
女性は、細っそりとして背もそんなに大きくない為、スーツケースを持ち上げるには気の毒にも見えた。
MAKIDAIは、軽々と持ち上げ荷台へとのせる。
女性はそのMAKIDAIの顔をじっと見て、首を傾げたがすぐに目をそらした。
(あ、マスク外したままだった。気付かれたかな)
MAKIDAIは、その視線に気付きさりげなく口元を隠す。
「ありがとうございました」
女性は、そう言って軽く会釈をすると、何事もなかったように席についた。