会いたい
「例えば、休肝日とか、胃腸を休める日を作るだけでも効果はあります」

「そうだよね。この前の話でもそう聞いたから、まずは自分の身体を維持する為の食事指導してほしいと思ってるんですよ」

「分かりました。私に出来る事で精一杯MAKIDAIさんをサポートしていきますね」

楓は大好きなMAKIDAIと仕事が出来るのは、夢のようなこと。

いつにも増して力が入る。

「まずは、今の食生活がどんな感じか知りたいです。でも、記入したりは大変なので、毎日の食事の写メを送って貰う方法をとってますが、可能ですか?」

仕事とはいえ、毎日MAKIDAIとメールのやり取り出来るとは、

(この仕事やってて、本当によかったぁ)

と心から思った。

「あぁ、写メなら、続きそう」

「確かに。MAKIDAI、めんどくさがりだし、それいいね」

なんの違和感もなく、二人は賛成だ。

「よかった。それならダイレクトに指導出来ますから、すぐにはじめられますね。直接お話する時間もとって頂ければ、その時更に詳しく指導していきますし」

「全然、大丈夫です。東京に来る時、連絡して下さい」

「はい、分かりました。MAKIDAIさんに会えると思ったら、2時間の道のりもきっと気にならなくなります」

嬉しそうにそういう楓。
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