会いたい

第3話 親近感

その日の夜、MAKIDAIは会食だった。

MAKIDAIは、回りに気を使いながら、写真を撮っていた。

「MAKIDAIさん、流行りのinstaとかですか？」

会食の相手に聞かれる。

「いや、インスタはまだやってないですけど、ちょっと食改善の為に指導をお願いしてて、食事のチェックして貰うことになったんで」

「へぇ、そうなんですね。やっぱり身体作りの為ですか？」

「まぁ、そんな感じですね。まだ始めたばっかで、実は今日からなんですよ」

MAKIDAIは、そう言いながらメールを送信する。

…早速送ります。今夜は、打合せを兼ねて食事会です…

（あ、MAKIDAIさんからだ）

楓は、早速のメールにドキドキしながら、返信を打つ。

「えっと、今日は和食かな？んー、でもやっぱり外食はちょっと野菜が少ないなぁ」

早速、返信メールを打つ。

「あ、もう返信来た」

画面を確認するMAKIDAI。

…早速の連絡ありがとうございます。美味しそうですね。外食は野菜が少なくなりがちです。今日のランチも炭水化物がメインだったので、1日の食事の中で最低1度はサラダを付けるなど気を付けるといいかもです。特にお酒が入る時は、炭水化物は控えめに…

「へぇ、そんなリアルタイムに指導して貰えるんですね」

会食の相手も興味深そうにしていた。

「そうなんですよ」

嬉しそうにメールを見るMAKIDAI。

…ありがとうございます。今日は締めの炭水化物は、我慢ですね…

そう返信した。

（うわ、MAKIDAIさんから、返信。仕事とはいえ、超嬉しい〜、これからしばらくこのやりとりが続くんでしょ。あぁ、今日もまた眠れないかも）

一人興奮する楓だった。