会いたい
第7話
楓が退院して、間も無くMAKIDAIも東京の病院に転院した。
楓は、MAKIDAIにずっとでも付き添っていたいところだがそういうわけにもいかず、メールや電話で連絡をとりあっていた。
食事の指導は、とりあえず中断したがMAKIDAIもリハビリの様子やたまには病院の食事の写真を送ったり、会えない間も心配を掛けないよう気遣っていた。
それでも、やはり病室で眠る夜は寂しい。
楓との電話で、
…「会いたいな」
MAKIDAIが、ポツリと言う。
…「うん、私も。…本当は、ずっと側にいたいのに…ごめんね」
「いや、お世話してくれる人は、いっぱいいるし、メンバーも入れ替わりでお見舞いに来てくれるから、いいんだけど…。ただ、楓さんに会いたいだけ」
「うん…東京に行く予定、まだ決まってないけど…、私も、早く会いたいな」
「うん」
「予定つまってて…」
「うん、無理なしで大丈夫だよ」
「予定が決まったら、すぐ連絡するね
…」
「うん、じゃあ、そろそろ切るね」
「うん、おやすみなさい」
「おやすみ」…
電話を切る。
待ち受け画面の中の自分と楓とのツーショット写真を見つめる。
「告白したせいで、前よりもっと会いたくなっちゃったな」
一人呟くMAKIDAIだった。
楓は、MAKIDAIにずっとでも付き添っていたいところだがそういうわけにもいかず、メールや電話で連絡をとりあっていた。
食事の指導は、とりあえず中断したがMAKIDAIもリハビリの様子やたまには病院の食事の写真を送ったり、会えない間も心配を掛けないよう気遣っていた。
それでも、やはり病室で眠る夜は寂しい。
楓との電話で、
…「会いたいな」
MAKIDAIが、ポツリと言う。
…「うん、私も。…本当は、ずっと側にいたいのに…ごめんね」
「いや、お世話してくれる人は、いっぱいいるし、メンバーも入れ替わりでお見舞いに来てくれるから、いいんだけど…。ただ、楓さんに会いたいだけ」
「うん…東京に行く予定、まだ決まってないけど…、私も、早く会いたいな」
「うん」
「予定つまってて…」
「うん、無理なしで大丈夫だよ」
「予定が決まったら、すぐ連絡するね
…」
「うん、じゃあ、そろそろ切るね」
「うん、おやすみなさい」
「おやすみ」…
電話を切る。
待ち受け画面の中の自分と楓とのツーショット写真を見つめる。
「告白したせいで、前よりもっと会いたくなっちゃったな」
一人呟くMAKIDAIだった。