会いたい
第9話
リビングのソファーでくつろぐ二人。
「何見る?」
「あ、この映画見たことない」
「俺も」
映画を見ながら、楓がMAKIDAIの肩にちょこんと頭を添えると、MAKIDAIが楓の髪を撫でる。
(神さま、この幸せがずっと続きますように…)
楓は心から、そう祈った。
MAKIDAIの家に来たという緊張はなくなったもののこうして二人で寄り添っている時間はまだまだ夢のようだった。
一方、MAKIDAIは楓と過ごす時間は穏やかで心から安らげるといつも思っていた。
仕事では華やかな世界にいる故に、安らぐ時間も必要だ。
MAKIDAIは楓以上に幸せを感じていた。
楓を愛おしく思い、無意識に頬擦りしてしまう。
「どうしたの」
楓がMAKIDAIの顔を覗き込む。
「ん?うん、…幸せだなと思って」
MAKIDAIは、噛みしめるようにそう言った。
楓は、にっこり笑って、
「私も…」
と言って、少しハニカム。
少しの間、見つめあっていたかと思うと、MAKIDAIの唇が楓の唇に近づく。
楓はそっと目を閉じる。
軽く唇が触れて、愛撫のような口づけをしていたかと思うと、MAKIDAIの動きが止まる。
楓はそっと目を開けて不思議そうな顔でMAKIDAIを見つめた。
「…どうかした?」
「ん」
「大丈夫?」
「うん、早く、骨折治さないとね」
「うん、…そうだね…」
楓は、いまいちMAKIDAIの気持ちが理解出来なかったが、とりあえず頷いた。
だが、MAKIDAIの本当の気持ちは、
(はぁ〜、押し倒したいっ。でも、骨折が治るまでは…、我慢、我慢)
と思うMAKIDAIだった。
「何見る?」
「あ、この映画見たことない」
「俺も」
映画を見ながら、楓がMAKIDAIの肩にちょこんと頭を添えると、MAKIDAIが楓の髪を撫でる。
(神さま、この幸せがずっと続きますように…)
楓は心から、そう祈った。
MAKIDAIの家に来たという緊張はなくなったもののこうして二人で寄り添っている時間はまだまだ夢のようだった。
一方、MAKIDAIは楓と過ごす時間は穏やかで心から安らげるといつも思っていた。
仕事では華やかな世界にいる故に、安らぐ時間も必要だ。
MAKIDAIは楓以上に幸せを感じていた。
楓を愛おしく思い、無意識に頬擦りしてしまう。
「どうしたの」
楓がMAKIDAIの顔を覗き込む。
「ん?うん、…幸せだなと思って」
MAKIDAIは、噛みしめるようにそう言った。
楓は、にっこり笑って、
「私も…」
と言って、少しハニカム。
少しの間、見つめあっていたかと思うと、MAKIDAIの唇が楓の唇に近づく。
楓はそっと目を閉じる。
軽く唇が触れて、愛撫のような口づけをしていたかと思うと、MAKIDAIの動きが止まる。
楓はそっと目を開けて不思議そうな顔でMAKIDAIを見つめた。
「…どうかした?」
「ん」
「大丈夫?」
「うん、早く、骨折治さないとね」
「うん、…そうだね…」
楓は、いまいちMAKIDAIの気持ちが理解出来なかったが、とりあえず頷いた。
だが、MAKIDAIの本当の気持ちは、
(はぁ〜、押し倒したいっ。でも、骨折が治るまでは…、我慢、我慢)
と思うMAKIDAIだった。