会いたい
「ね、今日は何する？散歩がてら買い物でも行く？」

MAKIDAIが提案した。

「え、大丈夫なの？」

色々な意味で心配する楓。

「うーん、本当は二人で行きたいけど、工藤ちゃん呼ぼうかな」

「そうだね。荷物も持って貰えそうだし」

「え、荷物なら俺が持つよ」

工藤への対抗心なのか純粋に楓の手伝いがしたいのか不明だが、MAKIDAIがそう言うと、

「うーん、ま、そんなに沢山じゃなければ大丈夫かな」

「ん、そうそう」

楓が納得するとMAKIDAIも納得する。

「じゃあ、食材の買い出しもしてこよう。8時頃の新幹線で帰るから、早めに準備すれば夕食食べていけるし、また、作り置きもしておけるでしょ」

「うん、楓さんの手料理大歓迎。あ、そう言えばコーヒー、切らしてた」

「え、そうなの？朝はいつもコーヒーでしょ」

「そうなんだよね。じゃあ、近所にいいかんじのカフェがあるんだけど、どう？」

「モーニングして、買い物って感じかな。今日は寒そうだから、長くは外出しない方がいいよね」

楓が今日の予定を組み立てる。
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