【完】夏色〜恋の予感〜
「だから、波那の悲しみが無くなれば、私は消える。そう決まっている」











「だから、助ける方法なんて、無いって、言ってたのか‥‥‥‥」










“‥‥‥‥‥そんなのやだよ”










「どうしてだ?これを望んだのは、波那。お前だろう?どうして、嫌と言うのだ?」









“‥‥‥‥‥今更、さようならなんて、言えないよ‥‥‥‥‥”









「‥‥‥‥‥方法は、本当に無いのか?」










「無いな。私は、元からそう作られている。その運命からは、逃れられない。」









「‥‥‥‥‥‥」










「それは、変わらない」
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