【完】夏色〜恋の予感〜
“‥‥‥‥‥そんなの‥‥‥‥‥。そんなの、私が認めない!












絶対、救ってみせる!消えさせやしないんだから!”










「‥‥‥‥‥本当にそんなことができるのか?無理だと言っているのに」









“悲しみが無くなったら、消えるんでしょ?じゃあ‥‥‥‥‥‥”










「悲しみを、消さなければいいと思っているのか?‥‥‥‥‥無理だな」











“どうして?”










「人に、悲しいという感情は、当たり前のことだ。ただ、それが、大きいか小さいかだけのこと。










波那は、大きく持ち合わせてしまった。だから、私が作られた。‥‥‥‥‥‥つまり、
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