【完】夏色〜恋の予感〜
「さ‥‥‥‥澤村君!?いつからいたの!?」









「お前、ホント影薄いよな」








「悪かったね、影が薄くて」









「澤村君」










「優斗でいいよ」










「‥‥‥‥優斗君、さっき私のこと名前で‥‥‥」











「そんなことより、今日は“波那”ちゃんなんだね」










「えっ?」









あっ、そういえば‥‥‥‥‥











「‥‥‥‥‥‥す‥‥‥‥‥‥すいませんでした!」










「あらら。ちっちゃくなっちゃった」










「面白そうに言うなよ」









「いいじゃん。可愛いんだからさ?」
















「誰が、可愛いって?」












「わっ!波那ちゃん、いつの間に‥‥‥‥」










「私、澤村と一緒で、影が薄いんだ」











「‥‥‥‥同じ言葉、使われちゃったな〜」










「何、余裕ぶっかましてんだ?」











「どういうことだ?」









「わからないのか?花が出てきたってことは、







波那は、お前のこと、苦手視してるってこと言ってんだよ」













「‥‥‥‥‥‥まぁ、当日の結果だから。じゃあね」









「あぁ。(さっさと、どっか行きやがれ!)」









「あっ、波那ちゃん」








「なんだ?」










「‥‥‥‥‥絶対、振り向かせてみせるから。じゃあね」










バタン
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