神様修行はじめます! 其の五
「ボクに任せてください!」
周囲の気温が一気に低下して、あまりの寒さに全身の毛穴と筋肉がビックリしたみたいにギュッと収縮した。
印を結んだ凍雨くんの手から、龍に向かってひと筋の術光が飛び、一瞬で龍の頭部が厚い氷で覆われる。
おかげでマクシミリアンを絞め殺そうとしていた龍の動きが、ピタリと停止した。
「おお、すごい凍雨くん!」
「龍を相手にボクでは力量不足なのは分かっていたので、一極集中しました! でもこれは一時しのぎです!」
その言葉も終わらないうちに氷がピシピシと割れ始めて、お岩さんが青ざめる。
「あぁ、あれが割れたらマクシミリアンちゃんが……! マクシミリアンちゃん、今のうちに龍を倒してぇ!」
マクシミリアンが必死になって龍の体を噛み砕こうとしている。
でも、氷が砕ける勢いの方が早い! これじゃ間に合わな……!
周囲の気温が一気に低下して、あまりの寒さに全身の毛穴と筋肉がビックリしたみたいにギュッと収縮した。
印を結んだ凍雨くんの手から、龍に向かってひと筋の術光が飛び、一瞬で龍の頭部が厚い氷で覆われる。
おかげでマクシミリアンを絞め殺そうとしていた龍の動きが、ピタリと停止した。
「おお、すごい凍雨くん!」
「龍を相手にボクでは力量不足なのは分かっていたので、一極集中しました! でもこれは一時しのぎです!」
その言葉も終わらないうちに氷がピシピシと割れ始めて、お岩さんが青ざめる。
「あぁ、あれが割れたらマクシミリアンちゃんが……! マクシミリアンちゃん、今のうちに龍を倒してぇ!」
マクシミリアンが必死になって龍の体を噛み砕こうとしている。
でも、氷が砕ける勢いの方が早い! これじゃ間に合わな……!