神様修行はじめます! 其の五
「ゲッ!? マジ!?」
慌てて前髪を指でつまんだら、ショリショリっていう変な感触がして、ポロポロと崩れ落ちてきてしまった。
ガ――ン! ショック!
あたしもう生きていけないじゃん! 前髪ってのは女の子にとって死活問題なんだからね!?
「アマンダ!」
背後から大きな声で呼びかけられて振り向くと、お岩さんとセバスチャンさんが立っていた。
お岩さんのドレスはあちこちが黒く煤けちゃってるけど、どうやらふたり共、ケガをしている様子もない。
お岩さんの背後には、マロさんが座り込んで印を組んでいる。
両目を閉じて精神集中している様子からして、どうやら結界は継続しているみたいだ。
クレーターさんと水園さんも一緒にいて、彼らを守るように凍雨くんが立っている。
凍雨くんが氷の楽園状態になった周囲を見回しながら、感動の面持ちで叫んだ。
「スゴイ! さすがは永久さまだ! ボクこんなの見たことないや!」
やたら感心してる風の凍雨くんにつられて、もう一度よく目を凝らして見たら……
氷の中に本来あってはならないものが存在しているのが見えて、あたしも度胆を抜かされてしまった。
「こ、これ……火?」
なんと、分厚い氷の下に炎が見える。
慌てて前髪を指でつまんだら、ショリショリっていう変な感触がして、ポロポロと崩れ落ちてきてしまった。
ガ――ン! ショック!
あたしもう生きていけないじゃん! 前髪ってのは女の子にとって死活問題なんだからね!?
「アマンダ!」
背後から大きな声で呼びかけられて振り向くと、お岩さんとセバスチャンさんが立っていた。
お岩さんのドレスはあちこちが黒く煤けちゃってるけど、どうやらふたり共、ケガをしている様子もない。
お岩さんの背後には、マロさんが座り込んで印を組んでいる。
両目を閉じて精神集中している様子からして、どうやら結界は継続しているみたいだ。
クレーターさんと水園さんも一緒にいて、彼らを守るように凍雨くんが立っている。
凍雨くんが氷の楽園状態になった周囲を見回しながら、感動の面持ちで叫んだ。
「スゴイ! さすがは永久さまだ! ボクこんなの見たことないや!」
やたら感心してる風の凍雨くんにつられて、もう一度よく目を凝らして見たら……
氷の中に本来あってはならないものが存在しているのが見えて、あたしも度胆を抜かされてしまった。
「こ、これ……火?」
なんと、分厚い氷の下に炎が見える。