神様修行はじめます! 其の五
「なにやってんのよ大丈夫!? どんだけハイテンションな修行してたの!?」
「小娘、今すぐ道場へ行け。永久が……」
「え!? 門川君がどうかしたの!? まさか彼も死にかけてるとか!?」
絹糸は答える余裕もなく、パタリとその場に倒れて気を失ってしまった。
あたしは一気に青ざめる。
あぁ、これ、死にかけてるパターンだよ!
あんな狭っ苦しい道場内で、千年生きてる神獣と常識知らずの天才が殺し合いなんかしたら、そりゃ死ぬわ絶対!
あたしは大急ぎで絹糸を抱きかかえ、道場に向かって一目散に突っ走った。
うおおぉぉ――! 急げえぇ!
待ってて門川君! あたしが行くまで死なないで!
行っても死なないで!
「門川君――!」
結界の解けた道場に無我夢中で飛び込んだあたしの足が、ピタリと止まった。
ミサイルでもぶち込まれたんじゃないかってくらい、凄まじい崩壊状態の道場の床に、門川君がうずくまっている姿が見えた。
でも、あたしの見開かれた両目は、彼の向こうにある物を見つめていた。
「しま子……?」
「小娘、今すぐ道場へ行け。永久が……」
「え!? 門川君がどうかしたの!? まさか彼も死にかけてるとか!?」
絹糸は答える余裕もなく、パタリとその場に倒れて気を失ってしまった。
あたしは一気に青ざめる。
あぁ、これ、死にかけてるパターンだよ!
あんな狭っ苦しい道場内で、千年生きてる神獣と常識知らずの天才が殺し合いなんかしたら、そりゃ死ぬわ絶対!
あたしは大急ぎで絹糸を抱きかかえ、道場に向かって一目散に突っ走った。
うおおぉぉ――! 急げえぇ!
待ってて門川君! あたしが行くまで死なないで!
行っても死なないで!
「門川君――!」
結界の解けた道場に無我夢中で飛び込んだあたしの足が、ピタリと止まった。
ミサイルでもぶち込まれたんじゃないかってくらい、凄まじい崩壊状態の道場の床に、門川君がうずくまっている姿が見えた。
でも、あたしの見開かれた両目は、彼の向こうにある物を見つめていた。
「しま子……?」