doctor × nurse
「あたしまだ仕事あるよ?」
「俺から伝えとく。それに病人を働かすとか有り得ない話だからな。」
一応、あたし病人なのか。
本当は大丈夫なのにな。
涼は心配症なだけ。
あたしは元気なのに。
「よし、点滴終わったな。……服を上にあげて。聴診するから。」
「…ヤッ」
嫌々、服をあげたら服の下からヒンヤリとした聴診器が入ってきた。
「…ん、後ろ向いて」
言われたまま後ろを向き聴診していく。
そんな姿を見たら、医者なんだと実感する。
「まぁ、とりあえずは大丈夫か。立てるか?」
「立てますよ。」