doctor × nurse
「…あれ、」
「あ、志帆起きた?」
それと同時に体温計も鳴り響く。
「……うん、」
病弱なときの志帆は本当に無気力。
看護師のときと全然違う。
「熱、少し下がったな。志帆お粥食べれる?」
「…ん。」
本当に普段からこんなに素直だったら
俺はどんなに幸せなことか。
はやくこいつを俺のものにしたい。
ただ、それだけなのに
志帆の心は中々掴めない。
「…結城先生、ごめんなさい。
迷惑かけちゃって。」