doctor × nurse


「あぁ、持ち帰る。」



持ち帰るってあたし荷物じゃないし!



「志帆、帰るぞ。」

「あ、はい。」



そのまま職員駐車場に着き車に乗せられ
結城先生の家に直行。



「志帆、俺は良平君のアブレーション治療が終わり次第アメリカに呼ばれてる。」

「……それが?」

「寂しくないか?」



寂しくないか、って?
結城先生がいてなくても寂しくはない


でも、こんなに悲しいの?


涙が溢れそう。


< 79 / 224 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop