でもそれはあまりにも不器用で、


仕事内容を教えてもらったけど、
まあ割と簡単そうな感じ。

タオルとか飲み物。
ゼッケンとか、タイム計ったり。

分からないことは一年がサポートしてくれるみたいだし。



せっかくの部活だし。

楽しまなきゃ、損だ。




「よし、じゃあ体育館戻ろ」

「うん、あ、いつも部活って何時まで?」

「あー、それ教えてなかったな!基本8時までだから!電車通だっけ?」

私はうんうんと首を縦に振った

「危ねえよな、女子が1人で8時までとか。俺、送るわ。」

「は!?別にいいし!」

「だって危ねえじゃん?1人だし。」

「私襲ったりするような物好きいないから」

だからいい!って言ったんだけど
やっぱり健は頑固オヤジ。

「何言ってんだよ。ぜってー送るからな!」



体育館に着くまでの道を
ずっとこの言い合いをして行った




< 22 / 32 >

この作品をシェア

pagetop