でもそれはあまりにも不器用で、
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朝の満員電車
ただでさえ朝って眠いしイライラするのに
このぎゅーぎゅー詰めには本当に嫌気がさす
ドアすぐにあるポールをしっかり掴んで
とにかく人波に流されないようにしていたのに
ツルッと手を離してしまった
アァァァァァ!私のポールがぁぁ!
つい心の中で叫びながら人に流されていった。
何も持つところもないから
とにかく頑張って踏ん張っていたけど
電車って何でこんなに揺れるの!?
グラっと揺れた時に
ヨロけて隣の人にもたれるようになってしまった
「わ、ごめんなさいっ」
どうしよう強面のお兄さんだったら!なんて怯えながら
顔を見ると、もっと恐ろしい人が立っていた
「あ、おはよう。」
朝から爽やかに笑う杉浦だった