第3者恋
「春野さん。もしも、蒼に告白されたら…、どう返事する?」

「え…??」


なんで…、七瀬先輩が…?


私の気持ちに気づいた、とか、?


いやいや!そんなはずはないって!あの鋭い雪ですら気づかなかったんだし。


でも、そうじゃないなら…なんで?


「ごめん…、なんでもないよ!気にしないで」

「でも…!「七瀬せんぱーい!…、お手数なんですが生徒会室に戻ってもらってもいいですかー?」

「あ、うん。またね春野さん」

「…はい……」


結局聞けないままだ…。


前にも行ったけど私は感を読めないから、聞けなかったらそこでおしまい。


何も分からないままなんだ…!


…、だけどその先を聞いても後悔しないのかな?

私がもしも『はい』と答えていたら、後悔していた…?


最近、分からないことが増えていく。

私の頭の中ぐちゃぐちゃだよ…。
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