第3者恋
俺達は結局海に対して入らずに帰る時間となってしまった。何しに海に来たのやら


だけど、とても楽しかった。春野さんも居たし、何よりゆーを砂で埋めるのはとっても楽しかった


なんて思ってたらゆーが「聞いてくれ……」と声をかけた


「なんだよ」

「俺、今日ザキちゃんに…、

告白する。」

「頑張れ〜」

「え、陸軽くない?」


元々、陸は他人の恋愛に興味ないからね…
仕方ないと思うんだけど

でも…、そっか。


「俺は頑張る。だから、蒼も頑張れ!」

「いや、振られるから無理」

「なんで消極的なんだよ!!」


春野さんには好きな人いそうだし…、
その上付き合ってそう。

確かに俺は意気地無しかも知れない

だけど告白は到底無理


「振られないと思うんだけど……」

「自信あるんだな」

「いや…、そっちじゃなくてな、蒼」


何がそっちなんだ?


そもそも、ゆーは振られない。山崎さんは絶対にゆーの事好きだから。じゃなきゃ、遊園地に誘って来ないはず


「応援はしてるから頑張ってね」

「……陸さまぁ〜」


陸は結構女子だよな。本人の前で言ったら殺されそうだけど。多分、姉貴なんかより女子力高い


そして、生徒会長なだけあって支配力が強い

自覚してないだろうけど……、
余計にタチが悪い
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