第3者恋
〖華奈side〗


長いようで短かった夏休みが終わり、今日から2学期です!


「雪ぃ〜。久しぶり!」

「ゆーと祭りに行ったんだって?」

「優先輩情報ですな」

「そう」


2学期は文化祭と体育祭があるので行事が沢山。楽しい事が沢山待っている


文化祭は9月中旬。体育祭は10月下旬に行われる。なのでその期間は午前中しか授業がない。


「私達のクラスは何するんだろ」

「無難なのがいいけどね」


お化け屋敷以外ならなんでもいいかな。他のクラスは何するんだろう。


「席につけ。今日は文化祭の出し物を決める。雪前に出て仕切ってくれ」

「あ、はい」

「神坂ー、お化け屋敷がいい!」

「却下」


雪が私の為を思って却下してくれた。私、とっても感動した!!


なんせ他人の為とか思うような人ではないから。特に仲のいい人や同級生の前では、絶対にありえない


良くいえば冷静、悪くいえば辛辣。だから昔は女子からの批判が酷かった


「なんでだよ!」

「お化け屋敷に反対するどっかの誰かさんが居るから。ね、華奈」にコォ

「えへへー」

(((か、可愛い〜)))


結果、私のクラスはメイド喫茶となった。

女子からの批判はかなりあったが、男子が執事の格好をする事を条件にして落ち着いた
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