第3者恋
文化祭1日目が終わってしまった。今日は後片付けをあまりしないので早く帰る事が出来そうだ!


「なんか浮かない顔してるね。なんかあったの華奈?」

「何も無いよ」

「そーならいいけど…」


浮かない顔してたかな〜?そんなに分かりやすかったっけ、私って……


「あ、3人とも!」

「先輩達!今帰りですかー?」

「おう。祈音達もでしょ?」

「はい」


今日の事は忘れて明日の事でも考えよう!それに明日もっと人が来るはずなんだからねっ!


私が元気なかったら良くないんだって。元気出して頑張ろ!


「明日は絶対に3人のクラスに行くから」

「は、来んな」

「うわぁ〜雪さんそんな事言っちゃうんだ〜」

「まぁ、私は行ったんだしね。来てくれないと貸1になるからね」


相変わらずだな辛辣だなぁ、雪は。従兄妹なのに本当に仲良しなんだから


でも、佐々木先輩の事だから私達のクラスにスグにでも来るのかと思ってたんだけど

クラスの方が忙しかったのかなー?


「もしかして、先輩達のクラス忙しかったんですか?」

「雪、こういうのを見習って」

「華奈以外は無理だよ」


佐々木先輩と雪は何を言ってるんだろ?私以外は無理って何がー?


でも、まぁ……
たまには乗ってみるのもありだね!


「雪、見習いたまえ!」

「…ゆーが変なこと言うから」


あはは……。
佐々木先輩のせいにしちゃうんだ


ファイトです。佐々木先輩!
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