第3者恋
「ただいまー」

「お疲れ様!」


め、珍しい……。
お兄ちゃんがこの時間に家に居るなんて


普段はバイトやらなんやらで家にいない。だから、普段は天翔がお迎えしてくれるのに


「明日は楽しみにしてるから。」

「うん!私達のクラスすっごく人気だったから楽しみにしといて


それと、お兄ちゃんありがとう!」

「いーえ」


お兄ちゃんのお陰でかなり売れてるんだし、アドバイスがなかったら…売れてなかったかもだしね!


明日はもっと売れるといいな。


「姉ちゃん文化祭どうだった?」

「大人気だったよ!明日は楽しみにしててね〜」

「うん。蒼さんにも来てねって言われたから」


……。


いつの間にか水永先輩と仲良くなってるし。心做しか私が“来てね”って言った時よりも嬉しそう…


き、気のせいだよね?

気のせいだと信じたい…!



「蒼くんと仲良くなったんだな、天翔」

「うん。蒼さんがこの前勉強教えてくれてからかな」

「蒼くん頭いいんだね〜」


そっか!水永先輩は頭いいから教えてもらったんだね。お姉ちゃん納得出来て嬉しいよ〜
< 46 / 160 >

この作品をシェア

pagetop