第3者恋
「!祈音、どうしたの?」

「…型月に殴られでもした?」

「ははっ。玲には騙せないかもね…」


この2人には出来るだけ細かく型月との話を伝えた。


2人共すっごく真剣に聞いてくれた


「それは型月が悪い!

祈音はヒーローじゃん」


と玲が言ってニカッと笑ってくれた。


ヒーローになれたならいいんだけどね。そう思われてると嬉しいな


「…ごめんね、私のせいで……。」

「華奈のせいじゃない、
私がかっこ付けたかっただけだから…。

気にしないの!」


ヒーローじゃなくても良いけどさ、華奈に喜んで貰いたいから


終わったの事に後悔しても意味無いと言われる意味が分かった気がした。


―ねぇ、後悔してない?


「華奈ちゃん、もしまた何かあったらすぐに 言ってね」

「分かったよ玲ちゃん」


玲が念を押すように「本当に絶対だよ」と言った。


華奈はニコッと笑った
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