第3者恋
なんで?!
だって、水着を買いに行った時に“ありがとう”って言ったよね?
あれってここに居れて良かったって思ってたんじゃないの?
「私はずっと天然を装って演じてた。そんな人は嫌じゃん…?でも、これでお別れだから。こんな嫌な人間とも顔を合わせなくていいんだよ…!」
と言って華奈はニコッと笑った。
そんなの私も、華奈も…誰も望んでない!
演じてたって構わないけど、
離れるのは1番嫌なの!
「そんな…「それは春野さんが本当に望んでいる事?」
「…は、ぃ」
「本当に?」
その声は今までで1番怖かった
そしてその声の正体が水永先輩だったなんて思えなかった。
あんなに優しくて大人っぽく、型月との時ですら怖くなかったあの水永先輩が…、
華奈に、好きな人に向かってキレていた
「分かってたなら、もっと前から山崎さんや神坂さんから離れたら良かったじゃん」
「!…、それは…」
「もう決まってんじゃん。離れたくない、ずっと居たいんでしょ?」
「それが許されるなら…、誰もこんな事しません。」
珍しく華奈も全く譲ろうとしない。こうなるとお互い正論を言った方が勝つかな
華奈はあれで頑固だから1度決めると曲げようとしないんだよね…
「許すも何も誰も怒ってないじゃん。」
「今、水永先輩は怒ってるじゃないですか…」
「そりゃね。だって春野さんの本心じゃないから。
夏祭りの時に俺に話したじゃん。
本当に春野さんがそう思ってるなら、俺から離れてるはずでしょ?
でも、実際には離れてない。
もう答え決まってるじゃん」
そうだ。
離れる事が本心ならばもうすでに離れてるはずだ
最初から離れたくなかったんだろーね
だから笑顔で毎日過ごしてたんだと思ってるよ、私は!
華奈はそれを聞いて泣き崩れた。
もちろん水永先輩が支えてくれたんだけど…。
だって、水着を買いに行った時に“ありがとう”って言ったよね?
あれってここに居れて良かったって思ってたんじゃないの?
「私はずっと天然を装って演じてた。そんな人は嫌じゃん…?でも、これでお別れだから。こんな嫌な人間とも顔を合わせなくていいんだよ…!」
と言って華奈はニコッと笑った。
そんなの私も、華奈も…誰も望んでない!
演じてたって構わないけど、
離れるのは1番嫌なの!
「そんな…「それは春野さんが本当に望んでいる事?」
「…は、ぃ」
「本当に?」
その声は今までで1番怖かった
そしてその声の正体が水永先輩だったなんて思えなかった。
あんなに優しくて大人っぽく、型月との時ですら怖くなかったあの水永先輩が…、
華奈に、好きな人に向かってキレていた
「分かってたなら、もっと前から山崎さんや神坂さんから離れたら良かったじゃん」
「!…、それは…」
「もう決まってんじゃん。離れたくない、ずっと居たいんでしょ?」
「それが許されるなら…、誰もこんな事しません。」
珍しく華奈も全く譲ろうとしない。こうなるとお互い正論を言った方が勝つかな
華奈はあれで頑固だから1度決めると曲げようとしないんだよね…
「許すも何も誰も怒ってないじゃん。」
「今、水永先輩は怒ってるじゃないですか…」
「そりゃね。だって春野さんの本心じゃないから。
夏祭りの時に俺に話したじゃん。
本当に春野さんがそう思ってるなら、俺から離れてるはずでしょ?
でも、実際には離れてない。
もう答え決まってるじゃん」
そうだ。
離れる事が本心ならばもうすでに離れてるはずだ
最初から離れたくなかったんだろーね
だから笑顔で毎日過ごしてたんだと思ってるよ、私は!
華奈はそれを聞いて泣き崩れた。
もちろん水永先輩が支えてくれたんだけど…。