第3者恋
体育祭から1週間後。


何故か知らないけど俺は山崎さんと2人きりで屋上に居ります。


さかのぼる所1時間前。俺は山崎さんからメールがきていた。


そして現在の昼休み


「すみません、呼び出して」

「いいけど…。珍しいね」

「あはは…。単刀直入に聞きますね」


あぁ、
何を言われるんだろ…?


小林と仲良かったのはなぜとか。

元ヤンって何ですかとか…。


ゆーと喧嘩…、はないな


「優先輩って誕プレで何あげれば喜びますかね…。」

「あぁ。そう言えばそろそろだったね…。バックとかベルトとかは?」

「なるほど…。参考にします!」


ゆーの誕プレの事だったんだ。確かに、ゆーは掴みづらい性格だからね…


でも、俺じゃなくて陸でも良かっただろうに……。ま、そこは深く考えちゃいけないんだろうな。


「他に聞く事はない?」

「特にないですね。有難うございます!」


さて、と。

そろそろ教室にでも帰ろうかな


そう思った時、滅多に開かない屋上のドアが開いた。


「蒼ー!呼び出しー…って、祈音?」

「「ゆー/優先輩?!」」



「…ねぇ、何やってんの?」

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