第3者恋
〖蒼side〗


俺は家に入り、玄関の扉にもたれ掛かるように崩れた


あれは反則でしょ……。あんなんじゃ誘ってるようにしか見えないから。


いや、春野さんはそういうつもりじゃ無いの知ってるけど…、

理性吹っ飛ぶかと思った。


『あんな事してた元ヤンのアンタに…、

華奈ちゃんは渡せない!』


小林に言われて分かってはいるし、覚悟はしてた。


俺が中2の頃から中3の夏前までしていた事は……。


タバコは…、怖くてしなかったけど

酒は普通に飲み、女の子とキス以上の事をするなんて当たり前の行動だった。


髪もオレンジに近い茶髪で左耳に1箇所ピアスを付けていた


ピアスは名残で今でも付けたまま


「許されるなら、もう1度中学生活やり直したいわ……。」


でも、許されるはずはない


やっぱりゆーと陸には言っとくか…。

春野さんも俺が元ヤンだとは分かったけど、こんな酷い過去を持っているなんて思わないだろうね


でも、ゆーと陸には全て話さすつもりだ。あの2人には秘密にした
< 86 / 160 >

この作品をシェア

pagetop