届け 〜手紙に乗せた思い〜
送別会とか言って飲みたかっただけだなこの人たち…。
都会ね…。
「工藤先輩もやっと結婚できるじゃないですかぁ?」
早々酔った由美ちゃんが絡んできた。
出た話は結婚のことだった。ら
「結婚ね、結婚はしばらくいいかなぁ」
「プッ、先輩わかってます?あと4年で三十路ですよ?三・十・路!!」
「由美ちゃん?先輩舐めると痛い目みるよ?それともこれは無自覚かな?」
由美ちゃん、絶対わざと言ったな。
「えへへ、由美部長のお酌してきまぁす、それと先輩なんかあったら連絡をヨロでぇす」