届け 〜手紙に乗せた思い〜
「雪さぁん、お久しぶりですぅ」
今日は美由ちゃんと遊ぶ約束をした。
美由ちゃんには、雪と読んでもらうようにお願いした。
美由ちゃんとはすごく仲良くなって、久しぶりに東京で会おうという話になり、今に至る。
「それにしてもぉ、雪さん服とかぁすごい可愛くなってますねぇ、化粧もぉ少し変わりましたぁ?」
「そう?美由ちゃん前よりもっと可愛くなったね」
美由ちゃんの言う通りだ、前より服や化粧にも気を使うようになった。
それもこれも全部部長の”可愛い彼女”のせいだ。
「まぁ、美由は元々ぉ可愛いですしぃ?」
性格は相変わらず変わらない。
「どこいく?」
「東京スカイツリーですかねぇ、前売りチケット買って置いたんでぇ」
コンビニで買ったんですよぉと、チケットを見せてきた。
「準備がいいね」
「当たり前ですよぉ」
行きますよぉと腕を引っ張られる。
電車を乗り継ぎ、東京スカイツリー駅で降りる。
「うわぁ、東京スカイツリー見えますよぉ」
「本当だ!でかいねっ!」
駅を出で、階段を上り東京スカイツリーの真下へと行く。
「真下から見るとすごい迫力だねっ!」
「そうですねぇ!早く中に行きましょうよぉ!」
早めに来たおかげであまり人がいなかった。
中へ入ると列が出来ていた。
「あまり列長くないですねぇ、早く来てよかったですぅ」